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田中康夫「CO2排出は反時代的」とバッサリ
横浜・上郷開発を巡る講演会で熱演

2008/03/17
地域社会の再生について語る田中康夫氏
地域社会の再生について語る田中康夫氏
 「瀬上の森を守ろう 映画と講演の集い」が3月16日(日)、横浜市栄公会堂ホールで開催された。市内最大のホタルの自生地として知られる上郷(瀬上沢)が直面する、大規模な開発計画の中止と緑地保全を訴える集いで、新党日本代表・参議院議員の田中康夫氏が招かれ講演を行った。

 「いのちはぐくむ 地域から、日本を変える」をテーマに、自らの長野県知事時代の体験を交えながら地域社会の再生について語った。また、泥船から我先に下りていく指導者ばかりの日本の現状を指摘し、特定の人々のためのものでない弱者のための政治のあり方を説いた。

 長野県小布施町の栗の木で作られた歩道や、安曇野でのゼロ予算事業などを実例に出し、世の中を変える目利き・三賢(嫌)人の必要性を独自の見解で披露。これは、“ばか者・よそ者・わか者”が凝り固まった地域社会の思考をほぐし、活性化につながることを意味している。1人1人の力は弱くても全体の意思次第で大きな力になっていくことを力説。「いかに人と環境が共生していくことができるかを見つめていかなければならない」と締め括った。講演後は、第79回アカデミー賞で最優秀長編ドキュメンタリー賞を受賞した『不都合な真実』が上映された。

 上郷開発は、横浜七大緑地の1つ、円海山のふもとに広がる約21.3ヘクタールの土地に民間企業がマンションや大型商業施設を建設するというもの。横浜市は「環境行動都市」を掲げ「150万本植樹運動」を推進すると宣言しているが、この開発計画が実行されると50万本の植樹に相当する樹木が伐採されることになる。さらに、この緑地は年間4500トン以上のCO2を吸収しているが、新たにできる商業施設からは大量のCO2排出が見込まれる。「CO2排出や気温上昇は反時代的」と、田中氏もばっさりと斬り捨てた。

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