
この日、カンヌは薄曇りのやや肌ざむい天気ではあったが、取材の場所として指定されたインターコンチネンタル カンヌ カールトンホテルの周囲は熱気を帯びていた。この熱気はインタビューイーであるアンジェリーナ・ジョリーの注目度から来ていた。どの国の記者にとっても彼女の発言と行動は得難いもの。なぜならアンジェリーナはオピニオン・リーダーとして、それぞれの国で大きな影響力を持つからだ。
今回の出演作『カンフー・パンダ』は、平和を取り戻すためひょんなことからカンフー・マスターとなっていく大食漢のぐうたらパンダを主人公にしたアニメーション・コメディ。彼女はこの作品に同じくカンフーの達人を目指すメスのトラ、タイガー役で声の出演を果たしている。アニメーションの取材で記者たちがここまで盛り上がることはめったにない。これは異例なのだ。
今回の出演作『カンフー・パンダ』は、平和を取り戻すためひょんなことからカンフー・マスターとなっていく大食漢のぐうたらパンダを主人公にしたアニメーション・コメディ。彼女はこの作品に同じくカンフーの達人を目指すメスのトラ、タイガー役で声の出演を果たしている。アニメーションの取材で記者たちがここまで盛り上がることはめったにない。これは異例なのだ。

いつも報道陣に取り囲まれているアンジェリーナ


と、まずは前日、公になった双子を妊娠中だと話題に触れた質問が飛び出す。

続いて、記者たちの間で、アンジェリーナからいかに地元と密着した話題を引き出せるかという戦いがはじまった。

アンジェリーナは、母親としてはかなり教育熱心だと言える。子どもたちは第2外国語だけでなく、それぞれの母国(カンボジア、エチオピア、ベトナム)の言葉も学んでおり、家のなかでは英語、フランス語をはじめとするさまざまな言語が飛び交っているという。

レッドカーペットにジャック・ブラックとともに登場



“時とともに変わる”というのは、この特集でも明示しているモチーフ。その行動とともに、大胆な変化も彼女の魅力なのだと誰しもが思っている。そうさせた根源を探りたいと考える当然の質問だ。

確かにいまのアンジェリーナの表情はこれまでになくおだやかだ。やがて6人になる子どもの母としての思考がこの表情を作るのだろう。だが彼女は保守に走るのではなく、家族がいるからこそもっと大胆になれるという。

ダスティン・ホフマン、ジャック・ブラックとともにカンフーレッスン































